【宇宙放送社】与那国島で初めてのテレビ局を紹介します

与那国在住のきしころです。
ある日、散歩をしているとなにやら不思議なものを見つけました。

宇宙放送社・・・放送社といえば、テレビ局が思い浮かびますが与那国島にテレビ局はありません。宇宙と冠している通り、宇宙と交流をしている・・・?
実はここ、かつては本当にテレビを放送していたそうです。

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ラジオ放送局として開局

宇宙放送社はかつてこの場所で電気店を営んでいた方が町営ラジオを引き継いだのが始まりだそうです。「宇宙」という名称は当時の世相が反映されていました。

当時はロシア(当時のソ連)が打ち上げた世界初の人工衛星「スプートニク」の影響で、日本でも宇宙への期待が膨らんでいた時期でもありました。そうした状況下で名付けられたのが宇宙放送社だったようです。

東京五輪で与那国初のテレビ放送

ラジオ局としてスタートした宇宙放送社ではラジオ番組を精力的に配信していましたが、日本中が沸き立った1964年の東京五輪では当時はまだ与那国島で視聴できなかったテレビ放送を実現しました。
距離的にも近い、台湾のテレビ電波を拾うことに成功して東京五輪期間中に番組を放映。

当時の様子などは残っていませんが、電気店前に設置したテレビで町の人たちが盛り上がっていたことがうかがえます。
ちなみに、台湾の電波を拾っていたため言語は中国語だったようです。古い新聞記事の特集でも、距離的にも遠くない与那国の人たちにとって台湾の言葉は未知の言語ではなかったと記されていました。

宇宙放送社の現在

現在は「てんだ花」という喫茶兼定食屋店になっています。租納地域の中心地に位置し、ナンタ浜などもすぐ近くの場所です。宇宙放送社の看板は残ったまま、おいしい軽食やコーヒーが楽しめます。与那国に訪れた際は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

僕も週イチぐらいでお世話になっています。

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