日本最西端の与那国島で洞窟探検ツアーを開始しています

与那国在住のきしころです。

弊社では2022年11月から与那国にて洞窟ツアーを開催しています。

今回はそんな洞窟ツアーをどのように開発してきたのかの軌跡を紹介していきます。

目次

洞窟ツアーを作るまでの2022年

4月:40年ぐらい前の地図を発見

洞窟を最初に認識したのは4月でした。

こんな地図を発見し、印刷。

1977年に愛媛洞窟探検部が与那国島の洞窟を探検したときの資料がまとめられていたんですね。

この地図をもとに洞窟を探しました。

本当にめっちゃ大変でして、まず洞窟探索にはヘルメットやライト、その他色んな装備が必要になります。

与那国島は離島なので物資が豊富でなく、ネットで買って到着するのを10日以上待ちました笑

ここで、Amazonが翌日に届くのってすごい都会だな〜と思うようになりました。船が荒れたりしたら2週間かかることだってあります。

5月:探していた300mの洞窟を発見

愛媛大学の調査では、一番長いとされていた300m規模の洞窟と思われる場所を発見。

300mの洞窟調査をして4日目で発見という結果に。「本当にこんなところにあるんか?」という箇所にありました。

地図を見て洞窟を探す経験を与那国でするとは思いもしませんでした。

探している時は男4人でブツブツ言いながら探していましたが、実際に見つけたときの感動はかなりすごかったです。

うおおおおおおおおおおお

みたいな声が出ました。

ちなみに少し入ってみましたが、不気味すぎて帰宅しました笑

八重山ケイビング協会の協力を仰ぐことに

自分たちだけでの洞窟開拓、ツアー構築は無理だと判断し、西表で洞窟を始めとしたアクティビティツアーを行っている中川氏に協力を仰ぎました。

中川氏のフォローのもと、地図や住人の協力を得ながら他の洞窟の発見、調査を毎日行っていきました。

同じく5月には陥没型の洞窟を発見。

ちなみにここではロープを使って上の穴から降りてくるという訓練を行っており、安全が完全に確保された段階でツアー化を考えています。

6月:3名がガイド認定

与那国 洞窟ガイド

6月には3名が八重山ケイビング協会の講習を受け無事合格。

毎日洞窟の構造やロープの使い方を朝から夜までやったり、高所から降りる訓練などをしました。

3名中2名が元自衛隊ということで、取っ付きがよかったのですが、僕だけロープなんて触ったことがなく非常に苦労しました笑
与那国 洞窟

6月末とはいえほぼ真夏に外でも訓練はかなり過酷でした。。。

ちなみにロープの結び方には様々あり、触れたことがない人は覚えるのが非常に大変です。

ということで東京に仕事で行った際に山手線内でロープを結んでいたところ、警察に職務質問されるという事態になりました笑

ただ必死にロープの勉強をしていただけだったのですが、すっかり与那国に慣れて迷惑をかけました。洞窟ツアーをオープンするという証明をしたところ解放されるという笑

7月:水の洞窟調査


7月となれば与那国では非常に暑い時期です。

そんな時に水が流れる洞窟の調査も本格的に開始。こちらは雨が降った後等の水量を確認できる状態になったのでツアー化しています。

与那国 洞窟

8月:泥の洞窟調査

入り口からダイナミックに降りていき、非常に狭い箇所を通っていく泥の洞窟はツアー化しております。

与那国 洞窟

沖縄でしか採れない「クチャ」というまあ、泥ではあるんですが非常に肌に良いということでクチャを使ったパックなんかも世の中にはあります。

結構良いお値段がするので、泥の洞窟内で顔面にクチャを塗りたくる女性が後を絶たないです笑

8月:石垣島&西表島ツアー参加

中川氏が西表島、石垣島で行っているツアーへ参加しました。

11月:洞窟ツアーオープン

4月の調査開始から8ヶ月後にようやくツアーオープンすることができました。

ぜひお待ちしております。

洞窟ツアーの詳細はこちら

この記事を書いた人

1992年生まれ
出 身:愛知県名古屋市
前 職:SNSマーケティング
「日本全国を旅して行き着いた先が、ここ与那国島。
特にここの洞窟は与那国の中でも大自然を感じられる場所。
ゆくゆくは洞窟に住みたいと思っています!
与那国洞窟探検ツアーの為に鍛え上げた身体とメンバー1のハイテンションでみなさんをエスコートします!」

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